
不動産の新聞の折り込みチラシや住宅情報誌に、細かい文字で広告の隅に掲載されていることが多い物件概要というものがある。不動産の取引では、契約をすると買主・売主の双方が、契約成立への義務を負うこととなる。また、買主や売主の一方的な理由による解約にはペナルティが課せられる。後々のトラブルをさけるためにも、物件概要はよくよくチェックしたい。おもなものは以下の通り。■間取り 例えば「4LDK」とあれば、「4」は部屋の数、「L」はリビング、「D」はダイニング、「K」はキッチンのことだ。他にも、「S」はサービスルーム、 「N」は納戸を表す。 ■所要時間(1)徒歩 最寄り駅から物件までの距離を分速80mで歩いた場合の所要時間。しかし、坂道や信号待ちは考慮されないうえ、駅の出口から建物の敷地までの距離を測定すればよいことになっているため、実際には、表示時間よりも長くかかることがある。(2)電車、バス 主要な駅から物件の最寄り駅までの乗車時間。待ち時間や乗り換えが必要な場合の乗り換え駅での徒歩・待ち時間は含まれていないので、所要時間が大きく変わる場合もある。■私道負担 売買する土地の一部に私道が含まれている場合、または、売買する土地が接する私道の共有持分も土地と一緒に売買する場合は、私道負担分の面積を記載する。■接道義務 建築基準法上、建物の敷地は道路に2メートル以上接していなければならないという接道義務がある。 この条件を満たしていない場合、また既に建物があるときは「再建築不可」、土地のみのときは「建築不可」と表示する。■セットバック 建築基準法上、原則として物件の前面道路の幅が4メートル未満の場合、道路の中心線から 2メートルのラインまで敷地を下げなくてはならないという規定。「セットバック有」 「SB有」などと表示。建ぺい率や容積率を計算するときにセットバック部分は除かれるので、表示されている土地面積にセットバックが含まれているか確認したい。 ■建ぺい率と容積率 都市計画区域内で建物を建築する場合、建ぺい率と容積率の規定が定められているので、土地に対して建てられる建物の大きさが制限される。建ぺい率とは、敷地面積に対する建築面積の割合のことで、容積率とは、敷地面積に対する建物の延べ面積の割合のことである。
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